ウォータードラミング

高校生の頃ランディ・ブレッカーさんだったかが子供たちにブルースの成り立ちからジャズへの変遷を、一緒に楽器を使って教える授業がテレビでやっていたのを見て以来、プロのミュージシャンが素人向けに音楽の解説をする番組なり動画なりを見るのが以前から好きで、最近見つけたジャズピアニスト佐藤充彦さんの動画が大変面白かったんであります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Ju2fSB8decs&list=PLkhIoI6gr50168oht9a_iaN3qZ_Viktdl

 

ジャズについて語った講座をアップしたもので、太古の人類の移動から説き起こし民族音楽の起源など多岐に渡るお話を音源とともに解説しており、その広範な知識に驚きつつ大変興味深く拝見いたしました。

 

アメリカに連れてこられた黒人奴隷達が悲惨な境遇を慰めるため教会で歌った讃美歌がゴスペルへと変化し、それがブルースからジャズへと変わっていったことは広く知られておりますが、それを成さしめた彼らのDNAに息づく独特なリズム感は今もアフリカで生きるピグミーの音楽に見ることが出来るという。

でね

 

ウォータードラミングってのを初めて知ったんあります。

バカ族(ほんとの名前です)の女性が川で洗濯しながらドブンとバシャバシャでリズムを刻むんでありますよ。

例えば棒切れでなんかたたくとかならわかるけどただの水ですよ!

本当に何もないところからも音楽を生み出すってすごくないすか?

 

https://www.youtube.com/watch?v=iVStKVoadO4

 

最新の進化論として現代人の起源はアフリカを出発した一人の女性ミトコンドリア・イブに発するという説があるように、ジャズやロックもそこに端を求めるとするならば、白人によって全てを奪われた奴隷の魂が今や白人をその音楽の前にひれ伏させているようでなかなか愉快ではありませんか。

 

かなりうがった考えね ( ;∀;)