江戸のシャレ
日本語が素敵だなあと思うのはいろいろ語源をたどって新しい事実を知る時です。
不良グループを指す「愚連隊」はそれ自体少し昔の呼び名でグレた少年の集まりであるという。
さらに「不良化する」→「グレる」というのは江戸時代にまで遡り、ハマグリをひっくり返してグリハマにすると貝のふたが閉じなくなることから世間に合わなくなるのをグリ→グレると言ったんだそうで。
更に「家出をする」→「ヤサグレる」は、刀が収まる鞘をひっくり返して「ヤサ」=「家」ゆえにヤサをグレるなんですと。
現在開催中の環境問題を考えるCOP25にあの環境少女グレタさんがヨットで到着なんてんで、例によって持ち上げるマスコミと苦言を呈すネットみたいなことになっているようです。
先日は世界的な人気バンドが環境負荷を考慮して世界ツアー中止したという話もありましたが、少女ともども極めて限定的なところからシンボリックなメッセージ発信というのは分からんでもないけど、以前書いたようにコンテナヤードで荷物待ちしている膨大な数のトレーラーが全てアイドリングしているのを見れば、個々人の意識でどうにかなる問題でないのは一目瞭然。
飛行機やめようがツアー止めようが児戯に等しいというか、まさにコールドプレイならぬチャイルドプレイというわけで。
人類の進歩に不可欠なのは新たなサイエンスなりテクノロジーなりであることを思えば、ヤサグレて学校休んでないでしっかり勉強してそちらの道からアプローチする方が早道であるし、ツアーやって稼いだお金の内から何がしかの物をそれらの研究機関に寄付するとかの方がよほど環境のためだと思いますがねえ。と思いますがねえ。
その昔堺正章のギャグに「浣腸しちゃうから!」ってのがありました。
今やある世界において殺し文句は「環境しちゃうから!」かもしれません。
それではみなさんご一緒に! カンキョーしちゃうから!