好きな国
先にお断りいたしますが特定の誰かや何かについて書くのではありません、念のため
それここで言われても・・・てことありますよね。
鉄砲は危ないから持っちゃダメと一般人には所持の認められていない日本で言われても、とか。
何であの人には言わないの?ってことありますよね。
男女同権で民主主義の現代においてはおのずと結果は知れる、とか。
徳の高いお坊様っておられますよね。
だけど天台座主になれるのは千日回峰行を達成した方ではありません。
30年くらい前の映画「ミッション」は南米に布教に赴いた宣教師とある事件で自分を見失い教化された奴隷上人を中心に、イエズス会の信仰と侵略という光と影を描いた作品でありました。
現場に立つ若い宣教師の真摯な信仰とは裏腹に、母国スペインの政略は教会と結び布教に名を借りた残虐極まりない侵略であり、千万単位のインディオ(この呼び方も身勝手で失礼ですが)が虐殺されインカやアステカ文明が根絶やしにされた史実は隠れも無きことであります。
最近になって広く知られるようになったごとく戦国時代のキリシタン大名は火縄銃や火薬と引き換えに領民を奴隷として売り飛ばしており、ヨーロッパの果てに知られることなく朽ちるような無辜の民の塗炭の苦しみに怒った秀吉が禁教を命じたのであるという。
だから何だってわけじゃありません。決してありません。
ただ国民の1パーセントに満たないほど先進国の中で極端に信者の広がりの無い日本が、あたしゃ大好きなんであります。