聴診器
故・桂枝雀師匠がよく噺の中でお医者さんのことを話していて、毒のある師匠らしく診てやってる!的な上から目線が嫌いだと。
その線からいろいろ揶揄したまくらがあって、聴診器なぞは飾りで聴いて何が分かるものでもないなんてんで。
ところがですよ
あたくし先日風邪ひいたようで近所のかかりつけに行きましたところやけに聴診器当てるのが長いんであります。
先生おっしゃるに心臓に異音ありと、心電図だの超音波だの昔からの町医者さんとは思えぬ設備で調べてくれた結果心房が閉じ切っておらず血液の逆流があるこもしれないとのこと。
マジっすか?!
血液検査の結果も正常だし痛みや息切れなど自覚症状が全く無いためさほど心配はいらないと思われるものの、今後万一のことを考えてと大病院での精密検査を奨められ紹介状いただきました。
もしかすると生まれつきの場合もあるってんですが今まで一度も言われたことなくて、分かる人にだけ分かるのかしらん?
先生すんごい名医かも。
今日のひとり万葉集です。
辛抱の 足りぬわが身を 顧みて 心房閉じぬを 言い訳にする