音の力

熱しやすく冷めやすいあたくし、現在ピアノにはまってるんであります。

昨日は仕事で出てきたのも確かですが夕方から弾き出したらやめられなくなってしまい、結局実家に泊まってしまったという。しまいにはうるさいと怒られまして 

 

家でももちろん練習できるようにくるくるピアノというのをアマゾンしまして、これも飲みながらピコピコしております。

 

 

 

指使いの練習なので一番安いやつだし本物との大きな差は分かっているものの、そこには無い指が動くようになる快感とはまた別のピアノの力に気づいたんであります。

 

単純明快、あの音なんですな。

下手なりに短い曲を弾けた時に陶然となるあの気持ちは、あの楽器の奏でる音に癒しの力があるからなのではないかと。

 

「羊と鋼の森」は2016年本屋大賞をとった小説で、ピアノの調律師を目指す青年の静かで深い物語でありました。お読みになりましたか?

フェルトのハンマーが鉄線を弾いて音を出すということがタイトルの意味でして、少年の頃体育館にあったピアノの調律をたまたま見た時、天啓のようにその道を目指すことに決めてしまったという、ピアニストではなく調律師なんであります。プレイではなく純粋に音に魅了されたんであります。

ちょっとだけね、その気持ちが分かったかも。ちょっとだけね。

 

そこで新たなる夢想が生まれました。

いつの日かさとうみファームの羊から作られたフェルトが、スタンウェイのグランドピアノに採用されるなんてことがないかな~とね

 

つ~かピアノといえばヤマハとスタンウェイしか知らないんですけど・・・