ずぼら女子
昔の言葉に「男やもめにうじがわき、女やもめに花が咲く」なんてのがありますが、女性には身の回りをきれいにしておいて欲しいというのは昔は知らず今や願望なのであってそりゃ女性にもずぼらな人もおりますよ、人間だもの。
子供のころ初めて飼ったオス猫はこれも捨て猫で、胸とおなかに少しだけ白い差し毛がある他は全身真っ黒な黒猫でありました。
出自の割には大変毛並みが良く、知らない人には血統書付と思われるほどいつもつやつやしておりまして、それと知ってではないでしょうが年中毛づくろいに余念のない奴でありました。
犬はひと月も洗わないと臭くなるしロン毛の子は透いてやらないとこんがらがるしで、それに比べると猫ってのは自分でなめてヘアケアするきれい好きなんであります。
その意味では犬は男性的猫は女性的と言っていいかもしれません。
しかしですようちのお茶茶。
臭いこそしないもののどうも毛並みがブサブサで、そういえばうちに来て二年超えましたが気づいてみると彼女が体をなめているところを見たことがないという。
も、もしや片づけられない女ってやつ?化粧もしないで寝てるだけの。
いいのいいの、顔がいいんだから~