数え歌

あたくしどもの現場ではユウセンが流れておりまして、先日ゆずの「嗚呼、青春の日々」を聞きまして、ありがちだな~と思いつつそういや「ああ青春」って曲があったなあと。

毎度お古いお噂で恐縮ですがこれ数え歌になっておりまして、当時結構流行ったんだけど今から考えると実に変てこりんな歌なんであります。

 

 一つ独りじゃ寂しすぎる 二人では息さえも詰まる部屋

 

 三つ見果てぬ夢に破れ 酔いつぶれ夜風と踊る街

 

  (中略)

 

 五つ生きてる後味悪さ 胸に噛み締めれば泣ける海

 

 八つやめるさ抱き合っても 心は遠ざかる安い宿

 

どうすかこれ?

数え歌のルールにのっとって十まで読み込んでいるはずが、一見四、六、九、十が見当たりません。よく読んでくださいね。

 

 四→酔いつぶれ 六つ→胸 九つ→心 十→遠ざかる

 

いや~なかなかどうして味わい深いといいますか、特に九つ十のあたりのもってき方、なんか笑っちゃいますね~ 

 

もし巨匠にも触れられたくない恥ずかしい過去があるとすれば、拓郎の場合このあたりでしょうか?ちなみに作曲は松本隆、ゴールデンコンビの作でありました。

 

でね。

これまたお古い「大ちゃん数え歌」の七つ以降はどうなってるのかと思い至りまして。オンエアでは六つまででしたからね。

検索したら45年ぶりに衝撃の新事実を知ったんであります!

 

 七つ七くせ悪いくせ 八つやっぱり治らない

 

 九つこまったすびばせん 十でとおとおずっこけた  

 

 大ちゃんポッチョレいい男 てんてん天下のいなかっぺ

 

意味の無さでは一番二番をはるかに突き抜けておりまして、ま、そりゃいいんですが。

この「すびばせん」は後年故桂枝雀が好んで使ったフレーズでして、「すびばせんおじさん」なんてネタにもしております。

しかし師匠は戦中派のお年のはず。はたしてどっちが先だったのかなあ?

 

「ああ青春」近々弾き語りやりますからね~。ど、どうでもいいっすね・・・