ドラフト会議
その昔「ねるとん紅鯨団」というテレビ番組がありまして、それ以前にもいろいろあった素人のカップリング企画の中でもダントツに爆発的人気が長く続いたもので、バブル前夜の浮ついた時代背景と司会のとんねるずの仕切りの面白さがマッチしていたものと思われます。
告白タイムで男性が女性に向かって花を差し出し「お願いします!」と叫ぶスタイルは今でも集団見合い的番組の中に見られるもので、大本命と思われた組み合わせがコケたりするドラマが第一の見どころとなっておりました。
あれね。昨日行われたドラフト会議なんかも言ってみりゃこれですわな。
ただパ・リーグ人気の高まりとともに「ごめんなさい!」が激減しまして、その意味では面白くなくなりました。
ではそのあたりを踏まえて一昔前だったらこうであろうという清宮指名をねるとん風にやってみたいと思います。
日ハム「清宮君!最初からあなたに決めてました!僕と一緒に野球やって下さい!」
清宮 「・・・ごめんなさい!」
司会「おお~っとこれは!大・どん・でん・返しっ!」 日ハム夕日に向かって走り去る
司会「どうしたのよ~?」
清宮「う~ん、いい人そうだったんですけど他にいいなと思った人(多分、巨人)がいて・・・」
こんな感じ?時代は変わりました。
むろんそれぞれに好きな球団はあるんでしょうが野球をやることが第一義で、ブランドにはさほどとらわれないという今の若者の気質なんでしょうね。またその先に当時は夢にも思えなかったメジャーリーグが見えるということもあるのかもしれません。
現在のスポーツ界における日本人選手の世界的隆盛は、このあたりにも理由のひとつがあるような気がしております。
いつも古い話でぐみんなたい