大自然の御仏

あっという間に過ぎた八月の旅の思い出から。

降るような星空を求めて全国旅しておりますあたくし、星空ツアーで村興しに成功したあの阿智村は旬の今予約で一杯。ならばとやはり地域を挙げて観光の目玉にしている乗鞍高原に行ってみました。

雨の合間に無事流星群のおまけつきの夜空を堪能できましたその他に、乗鞍三本滝で非常に感動した光景に出会ったんであります。

夏場の交通制限で一般車が止められているどん突きの駐車場から20分ほど山の奥へ歩いたところにひっそりと落ちている滝は、三つの流れがそれぞれに作る秘瀑でありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

むせかえるような濃い緑を抜けてたどり着きますと・・・

 

 

こちらはパノラマで撮ったもの。水量が少な目で一番左の滝は分かりづらいですが、真ん中をよく見てください。何か気づきませんか?

実際に流れているのを見た時よりも写真になった方が良く分かると思います。まるで菩薩像のように見えますよね。

 

横からの立ち姿、なんと神々しいことでしょう!

 

ネット検索しても三本滝のこのような景観を書いた記事も写真も無く、おそらくたまたまその日の水量によって現れたお姿なのだと思われます。もし昔の人が見ていたら間違いなく霊験あらたかな霊場として崇められていたことでしょうね。今回もまた僕ら持ってるね!と言い交したことでございました。

「ら」ってなにさ? 

 

一木一草にも神の宿るを見るとは古来この国の民に備わった自然観、宗教観であったようですが、なんでしょう、思いっきり納得したことでございました。

 

 

で、あれね。やはり野にあってこそあたくし自身だと大自然からのお告げを改めて感得したんであります。

また山登ろうかな~。