職人気質
いや~、この一週間頭抱えていた冷凍庫の故障がどうやらなおりました。ほんの小さな部品一つだけどそれが無いと動かないわけで、それにしても二社来たメーカーの下請けの話では既に製造終わった機械で純正部品も無く手の出しようがないってんで新品と交換の見積もり出しただけでした。
結局部品屋に当たって取り寄せて交換してくれたのは元々この機械を30年前に組んだおやっさんで、先日書いた通り御年87歳!
みなさんも経験おありでしょうが今時はヘタに修理するより買い換えた方が安いって話ばっかじゃないすか。ま、冷凍庫の場合は200万超えるから決して安かないんですが。
けど純正じゃなくたってこうやって応用きかせれば使えるし、技術はもちろん要は機械に対する愛着と責任感?更にびっくりしたのは例えば触媒のガスにしてもフロンの規制でもう作ってないから、故障の原因がガス圧にあったとしたら足すだけでも温存してガス持ってる業者にものすごくボラれるらしく、なのにおやっさんは黙って普通に足してくれてるし。
昔気質というか職人気質というか、耳も遠いしプルプルよろよろしてるけど修理終わってモーター起動したおやっさんはどうにも神々しく見えたもんであります。
しかしあれね。
今回惜しくも亡くなった日野原先生もそうですが自分にとっては患者ともいうべき冷凍庫のケアを最後まで諦めないおやっさんといい、こういう方々が戦後の日本を支えてきたんでしょうね。ありがたいありがたい。落ち着いたらおやっさんに一杯ご馳走しようかしらん?
おやっさん!いつまでも元気で長生きしてね~!
で、いつまでも冷凍庫なおしてね