能科学と倫理

昨日は先日は人工知能AIのお話二続き能科学に関する講演会を聞きに行ってきました。その機能が解明されるにつれ人為的に操作できてしまう範囲を倫理的に判断しようという諮問機関の先生の講演でした。

経済、マーケティング、インターフェースなど多岐にわたる最先端の研究結果を実際の技術なり治療なりにどう落とし込むかというのはデュアルユース、つまり諸刃の剣でありまして、人を救うことにもなれば軍事転用によって人を殺すことにもなるという。

 

ロボラットなんてねえ、快楽中枢を刺激することで思いのままに操作できるネズミなんだってよ。爆弾持たせて人の集まるところに行かせたら・・・。

でね、知ってますか?人間の脳の手術の時ってこの快楽中枢に気をつけないと、もし触っちゃったらあまりの快感でまた手術して欲しくてたまんなくなっちゃうんだって。すごいですね~、どんな快感なのかしら?(*_*;

感動したのはパーキンソン病の治療に劇的な効果をあらわす電極刺激法の動画で、全身の痙攣で歩くことすらできなかった患者さんが施術途中からピタリと痙攣が止まり翌週には自分の足で歩いて仮面のようだった顔が笑いながら退院していくですもの!

ただどの場所が何を司るかはまだほとんど分かっていないため、やり方を間違えるとあの悪名高いロボトミー手術の乱用にならないとも限らないとか。実際お隣の国ではマリファナ中毒患者のどっかを焼いちゃったりしてるそうな、おそろしやおそろしや。

認知症の治療薬なんざ脳を活性化して強化するからと規制の緩いアメリカじゃソフトドラッグってんで、エリートの20%はクスリやっちゃってんですってよあなた。

 

それやこれや先生のいる有識者会議ではどこまでが許されるかを検討してるそうですが、あたくしその手の話になると必ず思い出す映画の台詞とがあるんであります。

「百年戦争はルネッサンスを産んだがスイス百年の平和は何を産んだ?鳩時計さ」第三の男より

ネット社会の急速な発展には下半身が深く関わってるとも言いますからね。

「何の本を読んではいけないかを論ずるのは意味がない。人間の暮らしの全ては読んではいけない本の結果なのだから」ってやつですか?

 

閉会後は食事会があったのですがあたくしうっかりダブルブッキングをしておりまして、失礼して新橋に向かいました。サラリーマンに囲まれて得意先の方と会食。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五月の爽やかな風に吹かれてお外で一杯。これも快楽中枢やられちゃいそうでした ( *´艸`)