秋の終わりを解答する
あたくし落語が大好きでして、ツィッターとFBで「お絵かき名場面落語クイズ」というのをやっております。同じく落語ファンの友達ひとりだけに支持されてますがめげずにやってますので、店長日記にも書いちゃおっかな~
いつまで続く30度?とはいえ台風も去りそろそろ秋本番となりそうな。
一人遊びプラス1?お絵かき名場面落語クイズ、解答編です。
上方噺「まめだ」 下積みの役者が舞台の帰り道、いたずらで傘に乗ってきたまめだを懲らしめようとトンボを切って落とします。翌日から膏薬売りをしている母親の元に顔色の悪い小僧が毎日来るようになり、毎晩勘定する売り上げが一文足りず代わりに葉っぱが一枚。息子は空腹で取りあいませんが十日ほど経ったある朝・・・。
故米朝師匠の新作だそうでまめだとは子だぬきのこと。秋晴れの早朝吹く風に吹き寄せられた落ち葉のラストが一幅の絵を見るような美しさです。惜しい名人でした。
秋の噺シリーズ最終回は「八五郎坊主」 「つまらん奴は坊主になれ」人生相談?に行った先でご隠居に教えられ仏門に入った八五郎。剃りたての頭で友達に会い法名を聞かれますがしっかり忘れており、御住持にもらった書付を見せたものの読み方でまたとんちんかん。これは「ほうしゅん」をほおばると読まれたシーン。
実はこれとか「平林」とかの読み間違いネタはあまり好きではありません (^^;
先代金馬でおなじみ「居酒屋」 仕事帰りの職人が居酒屋で小僧をからかいながら飲むうち、だんだんに酔っていく様子がしゃっくりやろれつの回らなくなる話しぶりで分かりやすく演じられます。
落語には同じシチュエーションで演者によってちりばめるギャグが違うパターンの噺がありまして、これもそんなひとつ。「生酔い本性違わず」なんてんで。
小才の効いたはしっこい息子に単純で一本気の親父が散々に振り回される「真田小僧」
仕事休みの日小遣いをせびられて叱ると「おとっつぁんの留守にいいおじさんが来たこと言っちゃうぞ!って言えばおっかさんがくれるもん」ってな話に乗せられて、切れ場切れ場で銭を取られるという。実は横町の按摩だったのですが持っていき方が上手い。
最近描いた中ではこれが一番お気に入りです ( *´艸`)
この噺のタイトルは二つありまして江戸前は「酢豆腐」上方では「ちりとてちん」NHK朝の連ドラにもなりましたね。
町内の若い衆が寄合酒をしてるところに通りかかった若旦那。日ごろのキザぶりが気にくわない若い衆にうまいことおだてられ、引っ込みがつかなくなって知ったかぶりに天下の珍味なるものの食し方をレクチャーすることに。実はこれ腐った豆腐であったという。小さんバージョンでは近所に住む融通の利かないひねくれ者が俎上に載せられます。
無理やり食べて悶絶する顔と動作。典型的な見せる落語です。
相変わらず約一名以外の反応が薄うございますが、自分じゃ楽しくってしょうがないのでまだまだ続くっ!