目立ちたがり屋

寒さももう少しの辛抱のようであります 

 

人間というものは自分の性格を形作るにあたりそうとは意図せずに何枚もの仮面をかぶるんだそうで、ペルソナとかなんとか言うらしいです。

子どもの頃コンプレックスに感じていたことを裏返すように成長して後逆のタイプになるなんてことはよくあるようで。

 

あたくしなんざそれこそガキの時分からいたって小心者でございまして、友達があそこで集まって遊んでるのに入って行かれずお袋にキレられたり、おじさんが買ったテープレコーダー(古語)に歌を吹き込むのに従弟連中の中でひとりだけ出来なかったりと。

なのにいつの間にやら人一倍の目立ちたがり屋になり、特に東北の震災復興の応援で音頭取ったあたりからライブまがいの弾き語りなんぞやっては人前で何かやらないと気が済まないようになってしまいました。

銀座の某老舗レストランの商社会で親の七光りそのままに副会長に任じられますと年に数回は百人単位の方々の前で司会を仰せつかり、その度何とか笑いを取ろうとアドリブに磨きをかけまして。

 

会が閉じた最近はその手の機会もめっきりなくなり、しかも仕事仕事で仲間が集まる席にもほとんど参加できなくなりまして。

そういやギターも弾いてないからユーチューバーごっこもしてないし。

そんな先日の事。

 

直売会前日も夕方になりますと終業後からの整理券配布をお求めの方が並んでくださいまして、掃除するころにはどうでしょう50人くらい?

もちろん現場からは見えないけど。

掃除が始まり例によってエンディングテーマの永ちゃんが現場に鳴り出しいつも大声で歌ってる「PURE GOLD」のイントロが始まりますともううずうずが止まらない。

俺の歌を聞いてくれ!っとばかりに

 ♪ ホ~ムに Night Train 財産は~ トランクとお ギターだけえ ♪

 

途端にみっち部長が「社長、お客さん一杯並んでるって!」

わあ~ってるよ!だ~からやるんじゃねえか、俺を止めんじゃねえ~! と

思ったけど押して続けるわけにもいかずグッと飲み込んだんでありますよ。

 

ほんとはさ

 

試食の肉焼くより歌いたいんだよね。

そうもいかないけど