力ばか

寒いの飽きたよ~ 

 

小泉八雲の「怪談」の中に「力(りき)ばか」という話があります。

うろ覚えで

実際に八雲の近所に住んでいた力という貧しい家の少年はちょいと脳が足りないながら剽げた元気もので、書き物をしていて近所の子供たちと遊ぶ時の甲高い声を聞くと思わず微笑んでいたという。

ふとした病から急に死んでしまい憐れんだ母親が次はもっといい家に生まれろと手のひらに「力ばか」と書いて葬りまして。

すると間もなく近所の富豪の家に生まれた赤ん坊の手に同じ字が書いてあり、驚いた家人は母親にまとまった金をやって力の墓石を削らせてもらったんであります。

何でも破片でこすらないと字に籠った念が消えないという言い伝えの為だと。

 

石の破片でバカが治るならあの方は全部削った方がいいんじゃないかと。

十万配ることに庶民感覚との乖離が言われますが、あたしゃ一国の舵取りという大きな仕事には必ずしもそれが必要とは思いません。

ただあんだけ政治と金で大騒ぎしといて今これやったらどうなるかという想像力の欠如が問題で、それは感覚として持たなくとも庶民の生活苦に対しても働かせるべきものであろうと。

ついでに言うと財務省の金銭感覚の方が、国家の財政をバランスシートでなくお小遣い帳で考えてる分庶民に近いのかもしれません。

 

それではご一緒に

石バカっ! さっさと辞めちまえ!!

あいつの顔思い浮かべたくもないので似顔絵は無し