碁盤切り
昼間は結構暖かくなってきましたね
おふくろがクイズ好きだったため、子どもの頃は一家に一台昭和のテレビでよく一緒に見ておりました。
今でいうクイズ王みたいな人が最終早押し問題に正解して優勝した時の問題を今でも覚えておりまして
「アマゾン川が・・・
ピンポ~ン!
「ポロロッカ!」
「正解です!!」
後で言ってたのはアマゾン川「で」か「の」だったらもう少し聞いてからと思ったけど「が」だったのでこれしかないと思ったってんで。
子供心にすごいな~と思いましたね。
でね
先日おすすめ映画で上がって来たタイトル画面があったんですが、それ見た途端あたくしの頭の中で早押しピンポンが鳴り響いたんでありますよ。
ピンポ~ン!
「柳田格之進!」
何かというと草薙剛さんが侍のかっこしてる写真に「碁盤切り」と書いてありまして、こりゃあ落語の人情噺「柳田格之進」に違いないと。
以前も何回か書いてますのでかいつまんでお話しますと、高潔過ぎるのが災いし浪人となった柳田格之進は碁友達の富商から盗みの疑いをかけられある方法でその場をしのぎ、後日金が出て疑いが晴れますと約定通り富商主従を手打ちにするところが、かばい合う姿に打たれて代わりに碁盤を両断するという。
あたくしの落語の師匠いばさく氏によると若い女性には評判悪い噺だそうで、それはある方法というのが娘の不幸にあることだろうと。
実際それがあってあたくしもなかなかその気にならなかったのですが答え合わせもあるので見てみたらクイズは見事に正解しており、更にストーリーにも「文七元結」や仇討ち物など他の噺が巧みに織り込まれておりよく出来ていて安堵したようなことで。
今回の早押し我ながらちょいと気分良かったんであります。
そういや草薙さんはスマップ出身でしたよね。
かつての仲間は切腹しちゃいましたね~