横浜飲み歩き
日曜坊主の卒業式に出席した後の続編であります。その足で、あたくし横浜へと向かったんであります。
新たに己の道を歩きはじめるにあたり自分が新社会人として第一歩を印したその場所を踏み、改めて来し方行く末に想いを馳せようという。嘘ではありません!
三連休の中日とあって観光客の多い桜木町。あたくしが赴任した30年前は300メートルほど関内寄りにありまして、壁にはキースへリング風の落書きがあふれてちょいアブナイ感ありありでした。
この駅にあった薄暗い立ち食い蕎麦屋でのかき揚げそばから社会人一年目は始まったんであります。
今や観光の目玉となった赤レンガ倉庫は当時老朽化で取り壊しが決まっており、ハマ博を境にした再開発が無ければこの場所の現在の隆盛は思うべくもなかったことでありましょう。
ってな老人めいた繰り言をぶつぶつ呟きながら大桟橋へ。
宮崎アニメを思わせる有機的デザインは来るたび新しい。歩き疲れてカフェに立ち寄れば運よく窓際が空きまして、生ビールが沁みました。隣の席ではどこかのお子さんがクリームソーダなど飲んでまして。
定番山下公園から中華街へ。そろそろ暮れなずんでお腹もすいてまいりました。
横浜ナイトとくればやはり野毛でしょう。くじら屋さんは土日休みなので、ハマ通タケシ君お勧めのなおじさんへ。すべての料理がミニスキで出てきて熱々をいただけます。やや若向きではあったものの結構でございました。
一夜明けますと何故かまだザキにおりまして、この日は山手駅へ向かいました。ここには当時あたくしの借りていた部屋がありまして、お屋敷町の中坂の途中にガレージを改造した変わり種でした。
霧の夜には港から霧笛が聞こえた場所もすっかり様変わりしており、大家さんがいたお屋敷は分割されていくつかの一戸建てになっておりました。30年・・・時代は変わります。
馬事公苑から乙女の坂を通って外人墓地、山手教会、そして港の見える丘公園。
花のイベントを来週に控え市内どこへ行っても咲き初める春の花に満たされております。バラはまだこれから?咲く頃また来ようかしらん。
元町を抜けてそろそろ帰り道。そのまま帰るには惜しいのでふと思いつき、新子安のキリンビアビレッジに寄ってみることにしました。 いつも車で首都高通りながら横目で見ては、いつか行ってみたいと思っていたところです。
手前の建物がクラフトビールのビアホール、奥はバーベキューのビール園であたくしはもちろん手前に。工場見学の家族連れも多く見られましたが時間がずれていたおかげですんなり座れまして。
六種類の飲み比べにそれぞれ合うおつまみが付いたセット。いいわあこれ
この中からお気に入りを追加。ゆずと山椒、黒、白ワイン風をハーフでいただきました。
更にラガーの3タイプも飲み比べ。
ビールはもちろんおつまみもキリンの大看板を掲げているだけあって、どれも大変によくできて美味しゅうございました。
こうして二日間にわたる青春の軌跡を追う旅は終わりを告げたんであります。
想いを馳せるというより飲んでばっかに見えますが、実は飲んでばっかでした
でも楽しかったわ~!