まんが

昭和が遠くなっていきます  

 

ランドセル玄関に放り出して日が暮れるまで遊びほうけるタイプでしたが、家にいる時は暇さえあればお絵描きしておりました。

言うてもマンガのキャラ写したり思いつくまま描いてみたりと落書きの類でしたが、クラスに一人はいた漫画家になればと友達に言われるような。

 

板橋区のスキーレーシングチームの合宿に参加したのは中学入った頃だったか。

そこでもちょろちょろ描いておりますと初めて会ったS野兄弟のアニキの方が一緒になって、これが上手いんであります。君上手だねえなんて。

そこで言われたのは、君の絵には陰影が無いと。

陰影? それ何すか?  それすら知らん 

で、後になって持ってきたマンガ読ませてもらったらこれが楳図かずお先生でありました。

そりゃ陰影だらけやんか!

弟の方はチビだけどやたらアグレッシブでスラローム早くって、兄弟して別々にすごいなあ、世の中にゃ上がいるもんだと思い知ったことでございました。

彼は後にオリンピック候補になったもんね。

 

楳図さんはね~、怖いもの好きの子供時代から社会人になってもここで書き切れないくらいたくさんの作品ずいぶんいろいろ読みましたね~。

かなり風変わりな方でしたが間違いなく一時代を築いた偉大な作家でございました。

ご冥福をお祈りいたします。