河内弁
弊社食堂の窓からは裏の公園のテニスコートが見えまして、最近好天の中ボールの弾む音も爽やかであります。
実はシリーズ化されていた、今この瞬間シリーズです。
ま、勝手にやってるひとり遊びですが。
断言しましょう、今この瞬間「ミス花子」の事を考えているのはこの世にあたくしひとりだけでありましょう。
この奇妙な名のシンガーの曲「河内のおっさんの唄」がヒットしたのはあたくし中学生の頃でしたろうか。
河内弁でまくしたてる口は悪いが根っからの善人であるおっさん、関西脳で言うおっさんって実際の叔父だか知り合い程度の意味なのかは不明だけど、の家に遊びに行ってビール飲みながら人生訓?を聞くんであります。
おう、よう来たのうワレ!まあ上がってかんかい ビールでも飲んでいかんかいワレ
久しぶりやんけワレ!何しとったんぞワレ!早よ上がらんけぇおんどれ なにさらしとんぞ!
という 何で全部歌えるんだ?
「歌」ではなく「唄」であることからも分かるようにややペーソスを交えた詩ですが、途中登場するおばさんまでがワレ!を連発するので当時河内の人からはそんなには使わないとクレームが出たやに聞いた覚えがございます。
で、なんで今ミス花子かと言いますと、先日大阪の親戚の話が家族間で出た折アネキと同年代の河内っ子だった又従妹を思い出したんであります。
この子の家に泊まりに行って帰ったアネキが相手をワレと呼ぶのが不思議だと言ってまして、埼玉育ちのあたくしたちは「我は海の子」のワレと発音するのに対し河内弁はワレだなんてことは子供には分かりませんで。
その後長くお付き合いすることになる彼女はおとなしやかな妙齢の女性に成長されましたがいくつまでワレ!を使っておられたのかと想像すると今更ながらに可笑しみが湧いてまいります