川下り
のっけから愚痴になりますがお聞きくださいね
あくせく仕事してる時には毎週末やたら晴れて残暑ギンギンなくせに、たま~に遊びに行こうとすると狙いすましたように台風接近となりあたくしの楽しみを無碍にする。
お前はずっと仕事してろという天の声なんでありましょうや?
なんつっていじけてても仕方ないので気を取り直し、この週末は飯能の別荘?N部ハウスに行ってまいりました。
前回自他ともに好評であった川床の第二階ということで人数も倍になり、カゴを増やして積み込みましたがさて天気はとなると実に微妙。
台風通過後になりそうで回復途上ではあるものの肝心の川の水量が?
前回も飲んでる最中に水位が上がり慌ててクラブハウスに戻ったことでもあり、到着後様子を見るといつもは川原の場所が浅瀬となっており設営は可能ながら気温がイマイチ。
子連れでもあるし無理はすまいと結局ハウス飲みとして早速一杯。
そぞろ集まってくるメンバー迎えつつ長時間にわたる飲み会となりまして、それぞれ持ち寄った食材をいただきながら例によって楽しいひととき(にしちゃ長いけど)を過ごしたんであります。
一夜明けますと雲の切れ間に青空が望まれ川の水位はさほど落ちていない。
N部君と太一君はこれなら名栗やれるだろうと相談してましてあたくしにもお誘いが。
いつもですと五時起きして帰社するところですが今回は手回し良く済ませて来たので急ぎの仕事でもなく、道具一切はN部君が貸してくれるというし、更に言えばあえて移動しなくとも川下り後のプットアウトはN部ハウスの前という結構な条件。
こりゃ行くっきゃないっしょ!ってんでね。
カヤック二艇+あたくしは借り物パックラフトで6キロほど上流からスタート。
直後にそれなりのドロップがあり、二人はもちろん行きますがあたくしはブランクを考え念のためスローロープ持って待ってる係にいたしました。
「んじゃ動画撮るから携帯貸して」「あれ?あら?」
ライジャケのポケットが開いており入れておいたN部携帯がありません!
スカウティングで上陸する時ややコケ気味で上がったためそこで落とした模様。
懸命の捜索にもかかわらず発見には至らず他の二人はクラブハウスに置いてきたため呼び出しもならず、万やむを得ずとリスタートいたしました。
だもんで川での写真、動画ありません
増水後の濁りが取れて水位だけが残った川は澄み渡り名残の雲を透かし見る空はあくまで碧く、細いながらもそれなりに変化を見せる川面から緑深い遠山を望みつつ下りゆけば心はあの頃も今も川ガキのまま。
「俺の夏はまだ終わっちゃいねえ~!」思わず叫んだこどでございました。
何度も聞かされ覚えてしまったと太一君に揶揄されましたがエルフ開闢はるか以前の16の年、あたくしとN部君とで四日かけて初めて川下りしたゴムボート旅の場所がこの名栗川でありまして、以来実に45年ぶりという。
現世は夢のごとくなれど川は変わらず、であります。
自宅前で川下りを終えるウソのような絶好の環境。回送でスタート位置に戻り捜索機能使いましたが既に水没後のタイムリミットは越えたと見え心音は聞こえず。
N部携帯よ安らかに~
それだけを除けば宴会といい望外の川下りといい実に楽しい週末でございました。
やっぱエルフ最高~!