アリ

昨夜カイロに行ったのでも見返し的なだるさであります 

 

先日お茶々さんにお食事を差し上げようとしましたらエサ(お食事ではなかったのか?)の入れ物にアリがたかっておりました。結構な団体で。

安普請のため隙間から入り込んだものと思われ、水で流した後とりあえず置き場所を変えたもののまた探知されたら厄介と対処法を調べてみました。
 
キャットフードはアリにとっても栄養価高く匂いも魅力的なんだそうで同じ悩みの書き込み多数。
似たり寄ったりの対策の最後の方に入れ物の周りにチョークで円を描いておくというのがありまして、こ、これはもしや魔法陣!? 
実は思い当たるふしが
 
暇な学生時代、昼下がりや夜中にテレ東あたりが隙間埋めるのに流していた古い映画をよく見ておりまして「妖婆 死棺の呪い」というソ連製のホラーを見たのもそんな頃。
 
休暇で帰省する神学生が途中一夜の宿を請うた農家で魔女の婆に襲われ、夢中で殴り倒してみればその屋のお嬢さんでありました。
そうとは知らぬ家族から古家に籠って三日三晩のお弔いを頼まれ恐々引き受けます。
すると真夜中棺から起き上がったお嬢さんは美しいだけに余計恐ろしげな形相で、ただ目が見えないようで手探りに学生を探し求めるという。
怖っ! 
 
彼は必死で聖書台の周りにチョークで円を描くんであります。
そこからは入って来られない霊?魔女?を横目に読経?して何とか無事朝を迎えたものの、この手の話でお約束の三日目に・・・。
 
ってなことを思い出し、アリ恐るべし!とよく読んでみたら全然そんな話ではなく、ただ単にチョークが嫌いで避けて通るというだけの事ではありました。
な~んだ。
 
ちなみに後年世界の名作怪談集を読んでいたらこの映画の原作に行き当たり非常に懐かしい思いをいたしました。
「ヴィィ」というあのゴーゴリの作品でありました。