雪山に消えたあいつ

春めいてまいりましたのに桜は散ってしまいました 

 

故・開高健氏の「生物としての静物」は先生愛着の品々を書いた晩年期のエッセイでございまして、ジッポーのライターやフライフィッシングの竿など様々なものについて語っておられました。

あたくしのテレワーク(低温冷凍ワーキング)の相棒である懐中電灯について、以前この作品を引用してお話した覚えがございます。

零下25度の世界を共にするうち無機物に対して友情を感じるようになったと。

なのに

 

一昨日入ってる時どっかいっちゃたああ~~!! ( ;∀;)

 

ボケの兆し著しい最近のあたくしだけに持って入ったかどうかすら覚えていないのですが、状況としては冷凍庫内ではぐれたものかと。

「ホワイトアウト」つ~邦画あったじゃないすか、まるっきり「ダイ・ハード」のパクリだったけど。

織田裕二さん演じる主人公はかつて同行した雪山で親友だけを死なせ自分が生き残った自責の念を抱えた男でしたが、いまのあたくしまさにそんな気持ちなんでありますよ。

うう、吉岡(その親友の名前)・・・すまん 😭

 

とはいえ仕事上必須の為すぐ次の買ったんですよ。

今度こそは国産品と探したものの、そのクラスのものって日本じゃほとんど作ってるとこ無いんですわ。

友を亡くした?こととかつてのお家芸であった我が国家電の衰退と、両方に打ちひしがれているんであります。