カットと刈り
毎日ブログを更新するというのは、要するに暇なわけで。
どうなっちゃうんでしょうこの先? お肉売れなきゃどうしようもありません
テレビに名画座なんてものがあった学生時代、深夜映画で「エデンの東」を見たあたくし翌日床屋さんに行って「ジェームス・ディーンみたいな頭にしてください」と言ったもんだ
先ごろ亡くなった石原慎太郎さんが芥川賞を取り若き才と端正なルックスで一躍時代の寵児となった時は慎太郎刈りが大流行し、発案者であった行きつけの逗子の床屋さんは多い日には200人もお客が押し掛けたという。
なんでも汗をかくと前髪が垂れるのが煩わしいというので、最初から垂らし横は短く刈り込むスタイルが生まれたそうです。
これまたお古い話ですが「ローマの休日」で世界のアイドルとなったオードリー・ヘプバーンのショートヘアスタイルは日本でもこれまた大流行となり、あたくしが毎度引き合いに出す連載版サザエさんにもおばあさんまで同じカットをしているという話で登場しました。
ただそこでは「ヘプバーン・カット」ではなくその時代らしく「ヘプバーン・刈り」となっており、故・三波春夫さんの「ルパン・音頭」のように前半と後半のギャップがカッコいいんだか悪いんだかよく分からないことになっておりまして。
まあ慎太郎さんの方はカットではなく男らしく刈りの方が良かろうと。
日本の核武装や尖閣問題など極めてまっとうな意見を平和ボケしたメディアから叩かれ続けた後年はまるで言葉狩りで、慎太郎刈りというより慎太郎狩りでありました。
国士石原慎太郎さんのご冥福をお祈りいたします。